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商品について
先端が尖った鋭利な形状が印象的な剣型文化は切付きとも呼ばれ、伝統的な和庖丁の一種です。近年欧米からのご要望が非常に多くなり、それに伴って国内でも存在価値が高まっています。
伝統工芸士が打ち鍛えており、強度の必要な峰元部分は厚く頑強でありながら、先端や刃先に向けては薄く打ち伸ばしてある鍛造品です。打刃物の素晴らしい切味を実現すると共に、軽量化されバランスも良くなり、非常に使い勝手の良い庖丁となります。これが通常の刃物との大きな違いです。
切れ刃の鋼は高級刃物鋼の代名詞「青紙二号」を使用。非常に鋭利な切味を長期間保持できます。刀身には17層の鋼が重ねており、その鋼が生み出す乱れ模様は、全身が隈無く鍛え上げられていて、刃先だけでなく全体が熱処理されている証となり、刃のクルい(反り)防止の役目も果たします。
持ち手部分の母材には手に良くなじみ指先の延長線上の感覚で刃を操ることができる八角形の朴(ほお)材を使用し、漆仕上げを伝統工芸品越前漆器の重鎮 森田清照氏に依頼。素材に漆を塗り越前和紙を貼り錫粉を蒔きつけ高級感と落ち着きある柄に仕上がり、より刃物を引き立てています。